広島カープドラフト基本戦略~開幕直前編~
2020年開幕前ですが、11月のドラフトの話を少し
今回は広島カープの補強ポイントとそれに合致するドラフト候補を考察。
1.ドラフトって何を考えて指名するの?
ドラフトでは一体どういう考えて指名するのか、ということを簡単に書いていきます。
①良い選手を適正な順位で確保すること
1位で下位指名レベルの選手を指名するのはもったいない。それなら1位〜上位候補選手を1位で指名するべき。
②補強ポイントに合致しているか
例えばキャッチャーで期待の若手がいるのに、即戦力の捕手を獲得するメリットはないです。それよりもポジションを指名したほうがいい。
③自球団に適応、成長できる選手
一番難しいところですが、入団後すぐ活躍できる選手はごく稀でほとんどの選手はプロで活躍するには成長しなければならない。
例えば投手の球速アップノウハウはあるが、コントロールの良化が苦手な球団が球速は出るがコントロールが乱れる投手を指名するのは無駄。指名するなら、コントロール、フォームに問題がなく球速が出ていない高校生投手にすべき。
④他球団の指名予想
他球団はこの選手を何位くらいで獲得するのか?どうしても獲得したいなら何位がいいのか?
⑤その年にドラフト候補レベルの選手がどのくらいいるのか?
いわゆる豊作か不作かという判断。
2.カープの補強ポイントは?
では、ドラフトで広島カープはどんな選手を指名するのが良いのか?
そのために具体的な補強ポイントの絞り込みを行う(開幕前のため予想になる)。
2-1年齢表からの補強点
ここで注目するのは
①一三塁を守る選手が中神、林の上がメヒア、堂林まで空いているのでここの年齢を埋めたい。→大卒or社会人の一三塁タイプの内野手
②また、野手は若手で顕著に左打ちが多いため、右打ちの野手を指名したい
③左投手が人数が少ない、特にリリーフ
④センターを守れる高校生
2-2戦力面からの補強
①鈴木誠也のメジャー挑戦がカウントダウンの状況でスラッガータイプの選手獲得。
②リリーフ投手の駒不足
2-3補強ポイントまとめ
スラッガータイプの選手獲得。これはできれば一三塁の内野手でスラッガータイプがいれば尚良し。
もし候補がいないなら外野手で検討。
リリーフ投手。大学社会人投手で左右問わず1年目から一軍で投げられる投手。去年の島内くらいのイメージで十分。理想は同じ年のソフトバンク甲斐野くらい投げてくれればいいが、そこまでは求めない。
センターを守れる高校生(右打者から尚良し)
この3点が補強ポイント。
ここから先は長くなったのでここまで。
後半は今年のドラフト市場と誰を指名すべきかを考えていきます。明日投稿します。