順位予想セリーグ 1位
セリーグ1位予想は
昨年優勝の読売巨人軍
1.昨年の読売巨人軍
【投手】
昨年優勝したが、先発、リリーフは特出するほどの成績ではない。
先発は菅野の不調で代わりに山口が防御率2.91、投球回170回と大車輪の活躍。先発ローテは山口、菅野、メルセデス、高橋優、桜井など。それ以外に今村、ヤングマンなども先発。ローテはリーグ上位クラスにはなるが、山口ありきではある。
先発も7人目までは名前が出たが8人目以降に苦労した。
リリーフは中川が躍進、戸根と澤村と大竹の3人の復活。優勝するためにスカスカだったリリーフに風が吹いたといえるような結果。ただそれでもリーグ中位クラスのリリーフ。
【野手】
丸をFAで獲得したことは功を奏した結果となり、坂本、岡本とともに中軸を形成。この3人の破壊力はリーグ屈指。主な選手の打撃成績だが、打率の割にOPS.750以上の選手が多く、長打力が優れていたとわかる。
ただセカンドで期待された吉川尚は故障。セカンドは何人もの選手が試されたが決め手に欠く選手ばかり。
2.退団選手と新戦力選手、けが人
【退団した選手】
退団した選手では、メジャー移籍した山口の穴をどう埋めるかが最大の課題。
野手ではゲレーロ、ビヤヌエバが退団。大きな穴ではないが、どう埋めるか考えるべき。
阿部も引退した。
【新戦力】
新戦力では、先発でサンチェス獲得、外野でパーラと着実に弱点を補強した。
ただ、山口抜けた穴にサンチェス一人では埋められない可能性が高い。
パーラはアベレージタイプでゲレーロとはタイプが異なる。
【けが人】
けが人はメルセデスが肘の違和感でキャンプ離脱。大竹が肩の肉離れで離脱。
3. 昨年のシーズンと補強から考える弱点
昨年の戦い方から打線中心の戦い方になる。
【投手】
山口のメジャー移籍で先発に大きな穴ができた。戸郷、サンチェスには期待したいが、山口の穴は菅野の復活など全員でフォローしなければならない。
ドラフトで即戦力といえる選手を獲得しなかったことには少し疑問がある。
リリーフは中川、高木、戸根、デラロサ、田口、澤村、大竹など計算できる選手は多いが、去年がリーグ中位クラス。上積みは余り期待できない。
【野手】
阿部の引退、ゲレーロ退団による長打力不足になるが補強と言える選手がいない。
パーラはアベレージタイプでスラッガーではない。最も、坂本、丸、岡本で長打は十分という考えもできる。
長打力がストロングポイントでなくなる。打率を中心につながる打線を目指すのだろう。
外野は亀井が今年も活躍できるのか?パーラはどうなのか?など不確定要素が多い。
期待の若手となると、山下が筆頭となるが、そのあとに続く選手は少ない。
4.復活してほしい選手、今年活躍してほしい選手
4-1復活してほしい選手
菅野智之
2018年までの成績に比べて昨年は明らかに成績を落としてしまった。
仮に2018年までの成績
防御率2.00前後 WHIP1.00前後で球界のエース
この成績を残せるなら山口の抜けた穴を一人でかなり埋める
4-2今年活躍してほしい選手
戸郷翔征
昨年高卒ルーキーながら一軍出場。
二軍では11試合登板、42イニング、防御率3.00、44三振、8四球
四球は少なく期待したい。
山口が抜け、先発ローテの枚数が足りないチーム事情で出場機会は多い。
一軍でローテを回ってほしいと思わされる投手。
5.2020年シーズンの戦い
原監督は固定する選手としないポジションをはっきり分ける。
固定しないポジションは競争で誰かレギュラー掴めれば良いが、昨年同じことをして今一つだった。山下など期待したい選手はいるが、
今年大活躍する野手は出てこないと思う。
ただ、投手、野手含めて昨年優勝した力はあり、今年も優勝候補の筆頭であることは変わらない。
6.戦力評価
投手
★★★★☆
(先発★4、リリーフ★4)
先発投手は山口の後釜は必須。ローテは枚数が足りないので戸郷投手には期待。リリーフは昨年の後半の働きを期待したいが中川などは昨年の投げすぎが気になる。それでも駒はそろっており、十分。
野手
★★★★★
坂本、丸、岡本の中軸は文句なし。昨年リーグ優勝から力の衰えなどは考えにくい。問題は競争ポジションで誰か出てくるのか?
また、長打力が昨年より落ちるが打線の組み方などには興味はある。
課題はあっても他球団に比べると小さく1位と予想。