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【二軍】3月21日ソフトバンクホークス対広島カープ練習試合

今日あった対ソフトバンクホークスとの練習試合の感想

なお、記事中の動画は全て、フィン (@Fin33GB9) | Twitterのページより引用

 

 

1.試合展開

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ソフトバンクの先発が杉山、広島の先発がモンティージャ

モンティージャはよくなく、5回2失点、杉山が5回無失点。

ソフトバンクのリリーフで野沢、松田がそれぞれ2失点。

広島のリリーフは無失点でしのいだ試合。

柳田、内川が二軍調整中

 

2.投手感想

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モンティージャはかなり酷かった。今日の審判は右打者のインサイドをかなり広くとっていた。そこを使えていてなんとか投球が成り立っていた。

ただ、ストレートの球速が150km弱でも、スライダー、フォークといった変化球で空振りをとれていない。正直、一軍で通用する姿がイメージできない。

https://twitter.com/Fin33GB9/status/1241243829346304001

 

藤井黎はストレートが平均で146kmくらい出ていた。変化球もフォークを制球できれば空振りを奪えていた。特に谷川原への初球のフォークはきれいに落ちていい球だった。

フォークの精度を上げていくことで支配下、一軍は見えてくる選手。

https://twitter.com/Fin33GB9/status/1241262215736348673

 

中崎は平均143kmくらいのストレートと130kmのスライダーで打ち取っていた。制球も良かった。ただ、このまますぐ一軍は考えにくい。

一軍を考えたときに、昨年と同じくらいのストレートの平均球速で制球はよかったが、連投する中で不安定な時に打ち取れる形が見えない。まだ二軍で調整のほうが本人のためではないだろうか?

 

今村が連投。9回最後に柳田から三振を奪った外角低めのストレートは一品。

ストレートの平均球速は142kmくらい、変化球も中崎同様うまく制球できていた。

昨年と同じような印象で、一軍で使うと考えると勝ちパターンでは怖い。リリーフの補充と考えるならばありだが、勝ちパターンで使うならもう少し二軍のほうがいい。 

https://twitter.com/Fin33GB9/status/1241260678276501504

 

 

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先発の杉山は被安打、与四球も与えているが、数字以上に印象が良い。

特に力感なく投げているときはストレートの平均が140中盤にも関わらず者が軒並み振り遅れていた。フォークは特に一品でカーブ含めてうまく使っていた。

ただ、ランナーを背負ったり力んでしまうと、コントロールが乱れてしまう。そこだけが残念だったが、今日投げた投手の中で一軍で活躍する姿が一番イメージできた投手。

 

野沢は右のサイドハンドから投げる投手。ストレートが130前半。それ以上の球速を出そうとするとコントロールが荒れてしまう。制球よく低めに決められればいいが、そうでなければ、抑えられるイメージができなかった。特別悪かったと言こともあるがそれを差し引いても厳しい結果となってしまった。

 

松田はランナー背負って切り替えがうまくできていない印象だった。不調で二軍に落ちてきたということでそれを引きずっていた。

 

渡辺は左腕でストレートの平均が130中盤~後半。変化球、制球ともによかった。

あとストレートが3~5km平均球速が上がれば、一軍での活躍もイメージできる投球内容だった。

 

 

3.野手感想

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良かった選手

 

広島は

。タイムリー2ベース含む2安打、四球も1個とった。2ベースはフェンス手前、あのとき逆風が強く吹いており、風がなければホームランになっていた可能性がある打球。

https://twitter.com/Fin33GB9/status/1241257461064982528

大盛が杉山からヒット1本打ったことと、第一打席も惜しい当たりだった。

https://twitter.com/Fin33GB9/status/1241258636493516801

韮澤は第一打席で杉山のストレートの後の浮いてきたフォークをうまく逆方向に運んだ。セカンドでの守備も問題はなく、高校時代に比べ守備範囲は広がったように感じた。

 

 

ソフトバンクは

柳田はヒットがあった以上にフルイニング守備について出場していたことが一番の収穫といえる。モンティージャとの対戦をみているときはストレートを捉えられておらず、まだ調整段階である。

高卒ルーキーの伊藤大が良かった。タイムリー含む2安打、2打点。楽しみなルーキーが現れた。これから順調に伸びてほしいと思わされる選手だった。

 

悪かった選手

メヒア。打撃で四球1個のみ、あとは4タコとブレーキ。守備でも送球は怪しく逸れていたが林がうまく捕球していた。

 

堀内。キャッチャーとしてミスが目立った。宇草が盗塁したシーンではストレートを外していたのに二塁に送球できず。林の打席で勝手にファールと判断して逸れたボールを追わずに進塁を許してしまった。

 

 

総じて

一軍が近いといえるのは

広島が林、ソフトバンクが杉山。

 林は今二軍で最も打っている打者で、一軍を見ると一三塁ともに空いている。ぜひ一軍で練習試合の期間中にでも見てみたい選手。

 

杉山は良いとき、悪いときの差はあるが、それをイニング間にきちんと修正できていた。次は投球の合間に修正できるようになれば一軍でローテ回っている。

 

4.雑感

広島は野手でほかにも正随や中村奨なども良かったが入れられなかった。

広島はモンティージャを除けばすごい良いように思えた試合だった。

 

ソフトバンクは渡辺は今日の内容だと楽しみな左腕と感じさせられた。あとは、挙げていないところだと、古澤もよく

渡辺、古澤、ルーキーの伊藤大3人とも育成選手という層の厚さを思い知らされた試合だった。