カープ&プロ野球期待の若手発掘

プロ野球期待の若手、ドラフト候補、広島カープ二軍戦についていろいろと書いていきます。twitterやってます。https://twitter.com/moco_moco_carp

順位予想パリーグ 6位

パリーグ6予想は

 

昨年最下位のオリックス

 

 

1.昨年のオリックス

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【投手】

投手は先発はリーグ上位クラス。リリーフはリーグ最下位。あの西武リリーフ陣以下の防御率とものすごく酷い成績。

先発は山岡、山本の2枚看板にK-鈴木、榊原、田嶋、アルバースらで脇を固めた陣容。特に山本の投球内容は圧巻の一言。防御率1.95と圧巻の数字。

若手に期待できる投手も多いが、中堅ベテランがおらずシーズンでは勢いに乗っているときはいいが、悪いときに立ち直らせる、それなりに纏められる投手の不在が目立ってしまった。

近年若手投手の育成がうまくいっている結果のよくわかるシーズンだった。

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リリーフ投手はセットアッパーの海田、近藤と途中から抑えのディクソンは良いがそれ以外の投手成績は防御率3点台後半~4点台と苦しい。これだと勝ちパターンの人数が足りず、苦しい投手陣だったことがよくわかる。

カープ投手陣をみているような成績。接戦に苦しいリリーフ投手はシーズン通して苦しむ。

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【野手】

野手はリーグ最下位で打率、出塁率、OPSとリーグ最下位が並ぶ。野手成績で盗塁が多いくらいしか良いところがなく、どうしたら良いのかと頭を悩ませてしまうレベルの野手。

 

OPS.9を超えたのが吉田正とケガがちのロメロの二人だけ。その次がOPSルーキー中川の.716とOPS.7超えたのがわずか3人という惨状。キャッチャー若月が打率.178、OPS.460でレギュラー固定と意味不明な状況。

全体的にOPSの高い選手が少なく、ポジション含めて及第点といえるのはレフトの吉田正、セカンドの福田、守備位置をたらい回しの中川圭、ショートの大城、指名打者のロメロ。合格点となれば吉田、大城の二人

 

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レギュラーは流動的でいろいろな選手を起用したが、大きな穴は残ったままのシーズンとなった。

特に外野でスタメン出場で吉田正に次いで多いのが西浦65試合、中川41試合と固定されていない。(3ポジション合計のスタメン出場試合数)

 

 

2.退団選手と新戦力選手、けが人 

【退団した選手】

長年チームを支えた岸田が引退。打線の中核を担ったロメロが退団

 

【新戦力】

課題の野手にアダム・ジョーンズを補強と完璧。一塁手でスラッガータイプのロドリゲス獲得。

リリーフ投手ではヒギンスを獲得。

 

【けが人】 

特になし

 

 

3. 昨年のシーズンと補強から考える弱点
 

昨年の戦い方からリリーフ投手と野手をどう整備するかがポイントとなる。

 

【投手】

先発投手は山岡、山本の2枚看板に、田嶋、K-鈴木、榊原、竹安、荒西と若手投手が高いレベルでそろっておりそこまで苦労するとは思えない。

ただ、シーズン悪いときに立て直せる中堅ベテラン投手の不在は痛い。

 

リリーフ投手は海田、近藤、ディクソンを中心に回すようになる。新外国人のヒギンスも活躍してほしい選手。

若手投手で急成長を期待したい、二軍成績などを見ると育成から支配下に上がった漆原、ケガから復活の本田と期待できる投手もいる。これらの若手投手がリリーフで定着してほしいシーズンとなる。若手の台頭がなければ去年以上に崩壊したリリーフとなる可能性が高い。

 

【野手】

既存選手の実力は低い。吉田は良いが、ロメロの退団は痛い

そこにアダム・ジョーンズという最高の補強。外野の一枠はジョーンズとなる。一塁手でスラッガータイプのロドリゲスも獲得しており、モヤとの競争、場合によっては野手3枠もありうる。

それ以外の野手では、吉田正と大城、福田の二遊間はいいが、それ以外のポジション。去年活躍した中川圭、ルーキーの勝俣も打力はあり期待される選手。

期待の若手では、太田、宜保、頓宮と期待の選手もいるが太田、宜保は育成段階、頓宮は今年捕手再挑戦で一軍と考えにくい。

 

4.復活してほしい選手、今年活躍してほしい選手
 

4-1復活してほしい選手

T岡田

長打力に課題があるチームでかつての主砲。2017年までは打率2割後半、OPS8割台と主軸として十分な成績を残していた。去年の成績はひどいものだったが、もう一度かつての輝きを取り戻してほしい選手。

 

 

4-2今年活躍してほしい選手

本田仁海

ルーキーイヤーの2018年に右ひじの疲労骨折固定手術を受けた。復帰直後の二軍戦の投球を見たが、良い投球をしていた。ストレートも走っていて、今年一軍でみてみたい投手。貧弱なリリーフの救世主となってほしい投手。

 

 

5.2020年シーズンの戦い

 

西村監督2年目のシーズンである程度結果なり、明るい先行きを期待したいシーズン。そのためにアダムジョーンズらの補強だが現実は厳しい

先発は若手を中心に楽しみだが、リリーフは苦しい状況に変わらず、若手の成長が待たれる。

 野手は、ジョーンズらの外国人と吉田に注目が集まるが、外国人選手がフルにはじめて他球団並みの野手。厳しい現実がある。

若手育成に切り替えるにしても、対象となりうる太田、宜保、頓宮らはまだ二軍レベルで育成待ち。

 

 

6.戦力評価

 

投手

★★★☆☆

(先発★5、リリーフ★2)

先発投手のローテは若手中心で楽しみなローテ。リリーフが苦しく、海田、近藤、ディクソンはいいがそれに次ぐ投手が出てきてくれないと苦しい。

 

野手

★☆☆☆☆

吉田正らの集団という表現が最も適切。外国人選手がどの程度の成績を残すかは不明。メジャーでの実績含めジョーンズには期待するが、そこまでではない場合もありうる。

そうなったときを考えたときの野手は力不足。ひどいシーズンと化すだろう。

 

 

優勝を目指すといいたいが、今年の戦力で優勝は厳しく、現実は来年以降の若手育成のために、それ以外のポジションで脇を固める選手を育てる年となる。

順位予想は6位と予想する。