カープ&プロ野球期待の若手発掘

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順位予想パリーグ 5位

パリーグ5位予想は

 

昨年4位の千葉ロッテ

 

 

 

1.昨年の千葉ロッテ

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【投手】

投手は先発はリーグ中位クラス。リリーフはリーグ中〜下位クラス。奪三振の多さとQS率の高さが目立つ。

先発だと石川、岩下、種市の3人が主軸となる。岩下、種市らの若手投手の台頭が目立った。二木、涌井、ボルシンガーとローテ回ったが、防御率4点台半ばと今ひとつ。ローテにはそこまで苦しんでいない。

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リリーフ投手は防御率3.68、リーグ4位

選手個々だと、益田、松永、田中靖は勝ちパターンとして担えるが、それ以外の投手は厳しいし、防御率以上に苦しいとわかるリリーフ。ただ、特定の投手に負担を強いているような運用ではなく、負担を全体で分散するようにしている点は良い。

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【野手】

野手はリーグ中位レベルで打率は低いが、得点圏打率が高く打点は多い。

 

選手個々だと鈴木大地、荻野に頼る打線。打率が.250前後の選手が多く、厳しい数字が並ぶ。

レアード、井上と本塁打の多い選手もいるがOPS9割を超える選手がいない。打線として怖さに欠ける。 

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表には打席数が少ないため入れていないが

マーティンが打率.232、出塁率.342、OPS.837、得点圏打率.408と決め手の欠く外野陣でレギュラーとなった。

一つでも上を目指すうえで盗塁成功率70%を超えており、盗塁企画数の増加に取り組むのも一つ。 

ショートの藤岡はUZR1200で-13.3と守備面で課題が見えるが、代わりとなる選手もいない。 

 

レギュラーは流動的で様々な選手を試すが、選手層は薄く、今一つな選手も多い。

 

 

2.退団選手と新戦力選手、けが人 

【退団した選手】

ブランドン、ボルシンガーが退団。鈴木大地がFA、涌井が金銭トレードで楽天へ。美馬の人的補償で酒居が楽天に移籍。

 

【新戦力】

 

楽天から獲得した、美馬、小野、ハーマン、西巻

日本で実績のあるジャクソン。ソフトバンクからFAで福田獲得。

 

【けが人】

加藤の右肩コンディション不良くらい。

 

 

3. 昨年のシーズンと補強から考える弱点

 

【投手】

先発投手は種市、岩下、石川、美馬の4人は確定。ローテの軸として活躍が期待される投手たち。そのあとは小島、二木と続くが、近年若手投手の育成がうまく、古谷、土肥なども期待できる。ローテの駒はいるがエースといえるほどの成績を残した投手はおらず、ローテ3、4番手クラスの投手ばかり。種市辺りは今年大活躍してエースの活躍をしてほしい。佐々木朗希は主に二軍でたまに一軍で先発する程度で今年の戦力としては考えていない。

 

リリーフ投手はジャクソン、ハーマンと日本で実績のある投手を補強。勝ちパターンで投げられる投手が少ないチーム事情に合致した良い補強。昨年は抑え益田、セットアッパーに東條、酒居、松永と投げており、このポジションのレベルアップに適した補強。

ただ、それでもリリーフ投手のレベルはリーグ中位クラス~上位レベルになれればいいくらい。

 

【野手】

既存選手の実力は高くない。鈴木大地が抜け、その穴は安田に期待はかかるが過剰な期待をできる選手ではない。鈴木大地の穴を埋められる選手はいない。内野は比較的良いが、外野は不味い。

外野手は荻野、FAで獲得した福田、マーティン、清田、角中などが候補に挙がる。荻野、福田はケガが多くシーズンフルに活躍できるという期待をすべき選手ではない。

清田、角中の成績も今一つ。マーティンも得点圏打率は高いが打率は低く、今一つ。

 

4.復活してほしい選手、今年活躍してほしい選手
 

4-1復活してほしい選手

内竜也

 かつての抑え。リリーフに不安のある球団だけに内の復活は待ち遠しい選手。ケガの多い選手だが活躍しているときの姿を見ると復活を期待してしまう選手。

それだけ素晴らしい投球内容で、活躍している姿をみたい。

2015、16年のように20-30試合登板で防御率1点台の姿を期待したい。

 

4-2今年活躍してほしい選手

安田尚憲

 高卒3年目の左のスラッガー。同期のヤクルト村上が昨年大ブレイク。そのあとを追ってほしい選手。二軍成績をみると19本塁打と長打力に魅力は感じる。ただ打率が.258と苦しい。今年鈴木大地の穴を埋めてほしい選手だが、実際にはかなり苦しむと思う。

それでも期待したくなるだけのもののある選手。

 

 

5.2020年シーズンの戦い

 

井口監督3年目の今年。明確な成果を求められる。そのために美馬、ハーマン、福田、ジャクソンなどを補強。レギュラーは流動的で多くの選手を起用するが、野手の選手層は厚くない。 

次世代の野手といっても、安田以外は藤原、山口などいるがまだ二軍レベルで今年どんな成績を残すか見てから考える段階。

投手は課題のリリーフ投手の整備が進んでいるし、先発投手も楽しみな若手投手が多い。ただ、エースといえるほどの投手はいない。種市辺りが今年さらなる覚醒で好成績を期待したい。投手は良いが、リーグ優勝を考えると戦力不足と言わざるを得ない。

 

 

6.戦力評価

 

投手

★★★★☆

(先発★4、リリーフ★4)

先発投手のローテはそろっており、そこまで苦労はしない。ただ、エースといえる投手がいない。リリーフもいいが、リーグトップの楽天と比べると層の薄さが垣間見えてしまう。

 

 

野手

★★☆☆☆

 

鈴木大地流出でその穴を埋める候補が安田くらいしか見当たらない。 内野はまだ見えるが、外野はかなり厳しい陣容。昨年は荻野覚醒したが良いが、もともとケガの多い選手で今年も同じ活躍を期待するのは酷。

そのため、投手はいいが、野手は今の主力に不満があり優勝と考えると野手の力不足を感じる。そのため5位という予想。