カープ&プロ野球期待の若手発掘

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プロ野球高卒4年目のブレイク!!!今年は誰だ!?

高卒4年目を迎える2016年ドラフトの高校生野手

 

この選手たちをピックアップ

 

 

1.高卒4年目のブレイク選手

近年隔年で高卒野手4年目でブレイクする選手が現れる。

2014年山田哲人、2016年鈴木誠也、2018年岡本和真

 

この3人がそれぞれ高卒4年目に覚醒

 

前年成績とその年の成績比較

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全員打率3割、本塁打も30本前後、OPS.900以上とリーグ屈指の打者に成長した。

山田哲人と鈴木誠也は前年の成績を見ていると、翌年の活躍もわかるが、岡本は前年の成績からは想像できない。

2018年は当時の高橋監督は岡本を育てる年と言っていたので、そういう面もあったのかもしれない。

 

2.2016年ドラフトで指名された高校生野手

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この選手の中で、戦力外となった選手は除く。

その選手たちの去年の二軍及び一軍成績(25打席以上の選手成績を記載)

 

※成績をみるとき、山田哲人、鈴木誠也、岡本といずれも打率と本塁打数の上昇でスラッガータイプとして一軍で活躍した。

そのため、OPSを重視してみていく(ウエスタンとイースタンではホームランの出やすさが大きく異なるため本塁打は参考程度)

 

 セリーグの選手

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広島坂倉とDeNAの細川は今年のブレイク候補筆頭と考えられる。

 坂倉は捕手としてこの世代No.1。打率とOPSの高さいずれも飛びぬけている。

盗塁も多く、長打もある。いわゆる三拍子そろったタイプの打者。

 

細川はスラッガータイプの選手。長打に魅力はあるが、粗さも目立つ。二軍でも三振率が高め。岡本もこんな成績だったし今年どうなるのか楽しみな選手。

 

その次の候補はヤクルトの古賀

打率.290、三振率7.2%と二軍レベルはクリアしている。ただ、OPS.662と低く、出塁率、長打率に課題がみられる。

 

パリーグの選手

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パリーグで候補といえるのはソフトバンク田城と西武鈴木

田城は打率は3割を超えているが、出塁率.339と高くない。長打も多い割に三振が少なく楽しみな選手といえる。

 

鈴木も打率3割を超えているが、長打が少ない。センターなら見られるが、レフトライトで考えると厳しい。

また、三振が極端に少なく、一軍に慣れていく段階にきている選手。

 

3.ブレイクする可能性のある選手

次に、球団でのチャンスの有無などポジション面、起用法などから今年ブレイクの可能性について考えていく。

 

①広島の坂倉

この年は捕手の指名が多い。その中で一番の選手。

二軍成績含め一番。今年カープの方針が二番手捕手として育成する。

出場機会は増える。

正捕手獲得となると會澤の壁は高いので難しいが、今年ブレイク候補の1人。

 

②DeNAの細川

ポジションは外野で筒香の穴を埋める候補の一人と目される。

佐野、楠木など競争相手も多くいきなりレギュラーは厳しそうだがそれでもうまくチャンスを掴めばブレイクする可能性はある。

 

③ヤクルトの古賀

打撃は捕手として考えれば十分なところまできている。次は一軍での経験を積みたいが正捕手中村が固定されているチーム事情もあり、第2の捕手としてチャンスを掴めるか次第。

坂倉は球団として捕手で育成と言っているが古賀は二軍もあり得る。

 

④ソフトバンクの田城

育成選手で支配下を勝ち取れるかがまず問題となる。二軍の成績はすでに良いところまできている。

ただ、外野手というポジションは柳田、中村晃、上林、バレンティンなど競争相手が多く、出場機会を掴むことさえ難しい。

 

⑤西武の鈴木

秋山が抜けた外野は栗山、金子、木村と他球団では控えでは?という選手がレギュラー候補として挙げられる現状。

そんな現状にあるチーム事情で若手をみても二軍をクリアしているのは鈴木くらい

チャンスは多いがそれを掴めるかは本人次第。

 

 

4.今年ブレイクする高卒4年目野手はこいつだ

 

チーム事情で出場機会の多さは

西武の鈴木>DeNAの細川>広島の坂倉>ヤクルトの古賀>ソフトバンクの田城

 

ブレイク候補といえるのは西武鈴木、DeNAの細川、広島の坂倉まで

この3人の中から、一人選ぶ。

 

これまでブレイクしてきた山田哲人、鈴木誠也、岡本とみてきて、打率もあるが長打力に秀でていた。

この三人のなかで同じくらいの長打力を期待できるのはDeNAの細川と広島の坂倉

 

西武の鈴木は長打力に欠ける。使うならセンターくらいだが、オープン戦の起用法を見る限り、センター金子は固定。鈴木はレフトあるいはライトで木村との競争というところ。

レフトで使うなら打力面からポジション確保は難しい。オープン戦を見る限り、主にレフトでの競争の一人というところ。

 

 細川と坂倉だと出場機会を考えると、DeNA細川に軍配が上がるが、

ラミレス監督の起用法を見る限り、外野の主力はセンター神里は確定。レフトライトはオースティン、佐野をメインにほかの選手を競わせる。競わせる中には楠木、梶谷、細川らがおり、その中で細川がレギュラー確保のハードルは高い。

 

坂倉は第2の捕手育成と目される年である程度出場機会が与えられるのは確実。

ただ、捕手というポジション柄いきなり規定打席出場は難しい。特にレギュラーとして會澤がいるチーム事情もある。

 

岡本のように今年は育成のために我慢して使おうとならなければ、この3人はブレイクとならない可能性が高い。

 

とてもネガティブでリアリストの私らしい分析となってしまったが、

この3人のなかで最も今年ブレイクする可能性が高いのは

 

西武の鈴木将平

 

外野のレギュラーが金子、木村ともに他球団では控えレベル。この選手たちは超えていかなければならない。

長打力に欠けるところはマイナス面に思うが、それでもミート能力は問題なく、ぜひ今年一軍でブレイクしてほしい選手