野村祐輔の成績分析
今回のテーマは野村祐輔
野村祐輔がFA権を行使せずにカープ残留となりました。
過去3年間の成績は
成績は悪化傾向。特にイニング数の減少がきになる。
対戦成績は下記の通り(交流戦除く)
ここ2年のヤクルト戦での成績の悪さが目立つ。
中日、DeNAは比較的得意としているが、巨人、阪神が苦手になりそうな感じがする。苦手相手は出てしまうと起用しにくくなる。
投球内容の詳細
イニング数が155→119→95回と年々減少しているのに対して四球が多くなり、K/BBの悪化、WHIPの悪化が見られる。
対戦相手と考えると、ヤクルト、阪神のように相手をよく見てくる打線、初球から振ってこない打線は苦手に言える。ここをどうするかが今後の課題と言える。
現在のプロ野球は投手のストレート平均球速は年々上がっており、2014年に平均141.5kmだったが、2019年は144.1kmまで上昇。
このような状況で、野村のようなオーソドックスな技巧派右腕でストレートの平均球速が140kmの投手が毎年活躍するには厳しい状況と言える。
今後の活躍を考えると、大幅な球速の向上を望めないため、三振を奪えることと、四球をいかに減らすかがポイントと言える。
四球を減らすためには、審判の癖、バッターの反応など多くのことを考える必要がある。野村祐輔個人で改善するものではなく、バッテリーで改善に取り組むべき内容である。