順位予想パリーグ 1位
パリーグ1位予想は
昨年3位の楽天イーグルス
1.昨年の楽天イーグルス
【投手】
投手は先発はリーグ下位クラス。リリーフはリーグダントツでトップ。与四球、被打率のの少なさは素晴らしい。
先発は則本、岸の2枚看板が開幕から不在で苦しい戦いとなった。
美馬、辛島と期待の数字を残した。また、石橋がローテ投手に成長。
リリーフ投手はリーグ1位。防御率3.00以下が6人、1点台3人もいるというすごいリリーフ陣。ビハインドでこのレベルの投手が出てくるという羨ましいレベル。
3位になった最大の要因は安定したリリーフ投手をうまく使えたことだろう。
【野手】
野手はリーグ上位レベル。打率、出塁率が2位、打点、OPSはリーグ3位と十分な成績。
主だった野手成績をみると、浅村とブラッシュがOPS0.8以上と良いが、ウィーラーの成績がOPS.738と年々悪化しているに課題に思う。銀次もファースト固定だが、ファーストの選手でOPS.752は寂しい。
UZRが20.7といい数字。
リーグ上位と言い切っていい成績が並ぶ。
2.退団選手と新戦力選手、けが人
【退団した選手】
美馬がFAで、ハーマン、西巻がロッテに移籍。鈴木大地の人的補償で小野がロッテに移籍。
【新戦力】
新戦力では、ロッテから鈴木大地をFAで獲得。トレードで涌井獲得、美馬の人的補償で酒居獲得。
牧田、シャギワをメジャーから獲得。
オリックスからロメロ獲得。
【けが人】
岡島が右第一指(親指)末節骨骨折。
3. 昨年のシーズンと補強から考える弱点
【投手】
先発投手は則本、岸が軸に、石橋、辛島までは期待していい。そのあと涌井がローテ下位でイニングを稼ぐ。ここまでの5人はほぼ確定。美馬の穴は問題にならない。
残りを先発転向の松井、藤平、塩見らで競争となる。ベテランとなる選手が多く、ケガなどには気になるが、ローテの駒は揃っている。
リリーフ投手は抑えの松井先発転向で空くが、森原、青山、ブセニッツ、宋と駒が豊富。新外国人のシャギワ、人的補償の酒居にも期待できる。
ただ森原、青山と昨年60試合以上登板しており勤続疲労は気になるが、この先発であればリリーフに必要以上な負担がいくことは少ない。
リーグトップのリリーフは健在で今年も苦労することはないだろう。
【野手】
キャッチャーをどうするかが課題。堀内、太田など期待の若手も多く我慢しつつ併用するのが基本。
浅村、茂木の二遊間はレベルが高く、補強した鈴木大地もサード、ファーストでウィーラー、銀次と競争させつつ起用すればよく、レベルの高い内野。
外野は島内が確定。ブラッシュとロメロはDHと外野で起用。ただ残った1.5枠を競争。田中和、辰巳などが候補だが、高いレベルでの競争が期待される。
4.復活してほしい選手、今年活躍してほしい選手
4-1復活してほしい選手
則本昂大
先発ローテの柱、エースとして活躍してほしい選手。イニング消化、奪三振能力ともに非常に高く、200イニング、200奪三振を見込める。この成績で防御率2点台に纏められる投手でエースとして大車輪の活躍を期待したい。
4-2今年活躍してほしい選手
辰巳涼介
2018年のドラフト1位。ルーキーイヤーの去年は打撃では苦しんだが、守備はうまくUZR1200で16.3と非常に高い。特にRngRが10.4と範囲が広いことがよくわかる。
打てればレギュラーとなれる選手、センターでレギュラーを是非掴んでほしい。
5.2020年シーズンの戦い
三木監督の手腕は不明だが、去年の平石監督のように小技重視はあまり向かない選手。
野手は小技よりも長打で打ち勝つほうが向いているだろう。
野手は鈴木大地、ロメロの補強で選手層は厚くなり柔軟な選手運用が可能。
内外野ともにレベルの高い競争が期待され、うまく選手を併用していけばリーグトップの野手陣が見えてくる。
投手は則本、岸がローテを主軸と回り、辛島、石橋とローテはリーグトップ。リリーフも森原、青山、ブセニッツ、シャギワと層、質ともに充実している。
6.戦力評価
投手
★★★★★
(先発★5、リリーフ★5)
先発投手のローテ4番手以降が苦しいが、則本と岸の昨年終盤の投球から復活が期待できる。リリーフも質、量ともにトップで苦しむことはあまりないと思う。
野手
★★★★☆
二遊間の浅村、茂木は強力。一三塁は競争と言う構図。外野はセンターを固定できるかどうか。選手はおり充実している。
ただし、捕手に苦しむシーズンであることは変わらない。
パリーグで最も穴が小さいチームで1位予想になる。