カープ&プロ野球期待の若手発掘

プロ野球期待の若手、ドラフト候補、広島カープ二軍戦についていろいろと書いていきます。twitterやってます。https://twitter.com/moco_moco_carp

順位予想パリーグ 4位

パリーグ4予想は

 

昨年5位の日本ハムファイターズ

 

 

 

1.昨年の日本ハムファイターズ

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本拠地札幌ドームは投手有利な球場で多少投手成績、野手成績は割り引いてみる必要がある。

 

【投手】

ショートスターターという先発投手を2人使う戦術を多用しており、評価が難しい。

投手は先発はリーグ中位クラス。リリーフはリーグ中位クラス。被本塁打、与四球の少なさは素晴らしい

先発は有原がエース。ケガで途中から抜けたが上沢が2枚目として活躍。この二人の活躍は目立った。前年ローテの柱だったマルティネスはシーズン活躍できず。

3枚目以降の投手では金子、杉浦は踏ん張った。ショートスターターを担った加藤、堀、ロドリゲスを起用。どう評価するかはここではさて置き、選手の登板過多傾向が強く、そこは課題となる。

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リリーフ投手は50試合以上登板が6人と目立つ。50試合以上登板6人はリーグ最多、12球団でも阪神と並んでトップの人数。それだけリリーフが安定していたともいえるが堀はショートスターターも多くそこまでは評価できない。

リリーフで25試合以上登板した投手成績を見ると堀を除いて全員4.00以下、1点台1人、2点台2人と一定以上のレベルがあった投手陣

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【野手】

野手はリーグ下位レベルで打率こそ高いが、それ以外の指標は軒並みリーグ下位。本塁打が少ないのは仕方ないがそれ以外の出塁率なども悪く特出すべき野手ではない。

表の選手は打席数順に250打席以上の選手を挙げているが、打率3割を超えたのが近藤のみ、打率.280でも西川、大田と苦しい。

 

OPS.800を超えるのが近藤のみ。いくら広い札幌ドームとはいえこの数字は厳しい。

王が打率.255、OPS.648と外れたのも痛い。

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レギュラーは流動的だが、期待の若手は少なく、世代交代に苦労している。

 

 

2.退団選手と新戦力選手、けが人 

【退団した選手】

バーベイト、ハンコックの両助っ人外国人は退団。

 

【新戦力】

新戦力では、バーヘイゲン投手は先発としての補強。

野手では巨人に所属していたビヤヌエバ獲得。

ドラフトで獲得した河野は新人王候補有力。

 

【けが人】

平沼が練習試合で右足首をねん挫。

 

 

3. 昨年のシーズンと補強から考える弱点
 

基本的な戦い方は札幌ドームが本拠地なので投手中心になる。

 

【投手】

先発投手はエース有原を中心に金子、杉浦が脇を固めるがバーヘイゲン、シーズン途中からはケガから復帰する上沢、ルーキー河野辺りが活躍しなければ今シーズン上位進出が見えてこない。私は今年北浦に期待するが、上原を含めても駒不足感はある。

ショートスターターで加藤、堀辺りを週1で起用していく形になるだろうが昨年同様の登板過多ぎみとなる。

 

リリーフ投手は昨年と同じで抑え秋吉を中心に、石川直、玉井、公文、宮西らで脇を固める陣容。吉田輝星のリリーフも見込まれ、ほかにも井口、生田目、鈴木遼と期待される投手も多い。リリーフは質、量ともにリーグ上位クラス

 

【野手】

既存選手の実力は軸となる近藤、大田、西川らの力は良いが、それを支える選手に問題を感じる。具体的にはセカンドの渡邉、若手の平沼、横尾、浅間、石井一らの伸び悩み傾向が強く、今の野手で若手の台頭に不満を感じてしまう原因となっている。

ビヤヌエバ獲得でサードの競争要員だが、昨年の成績からもわかるが、長打は少なくレギュラーになれるほど我慢して起用しにくい。若手に刺激を与えるためには良いがそれ以上ではない。

さらなる若手の清宮、野村、万波らの台頭を期待してしまうがまだ二軍レベルの選手。

清宮を一軍で使いたいのは分かるが、ケガの多さ、二軍での打率の低さからまだ二軍で鍛えるべき。

(日ハムの二軍本拠地鎌ヶ谷は超打高球場でホームランが出やすいので本塁打のみで見るのはNG)

 

 

4.復活してほしい選手、今年活躍してほしい選手
 

4-1復活してほしい選手

上沢直之

 

 一昨年11勝6敗防御率3.11とブレイクした先発投手。

去年横浜ソトの打球を膝に当たって左膝蓋骨骨折でシーズン途中離脱となった。

ケガからどんな状態で復帰できるのか?復帰後元のフォームで同じように投げられるのか?無意識に庇ったりしないか?

など不安点も多いですが、彼の復活なくして上位進出のないチーム事情もあって、ぜひとも2018年と同じくらいの活躍を期待している。

 

4-2今年活躍してほしい選手

バーヘイゲン

先発ローテが苦しいチーム事情で先発ローテをシーズン通して守れる投手。

2シーム、スライダーを中心に打たせて取ることをメインとする投手。日本で2シームがどこまで動くか、日本にうまく適応できるか課題を感じるが、それでも、期待してしまう投手。

ローテを回って2桁勝ってほしい投手。

 

 

5.2020年シーズンの戦い

栗山監督の起用はレギュラーと見なしていたのは西川、大田、近藤、渡邉、中田でそれ以外のポジションは競争。特にサードは決め手に欠ける状況でビヤヌエバが入っても変わらない。若手の成長が待たれるところ。またショートも中島を主に使ったが、守備はUZR1200で23.5と文句ないが打率.220、OPS.522はレギュラーとして起用はできない成績。このショート、サードで誰かしら覚醒すれば成績は大きく変わる。

また、若手育成でシーズンを捨てるにしても対象となる若手が清宮、野村、万波の育成待ち状態。

 

先発投手は有原は良いが、それに続く投手がいない。金子、杉浦を確定としてもーヘイゲン、上沢らの活躍は必要。ショートスターターを今年もやるかは不明だが、やらざるを得ないような先発投手陣。リリーフは強力で先発がゲームを作れば勝っていける。

 

 

6.戦力評価

 

投手

★★★★☆

(先発★3、リリーフ★4)

先発投手は有原以外に駒がいない。期待したい投手はいるが計算できるところにはおらず苦しいシーズンとなる。ショートスターターを行うにしてもそこまでの成績は期待できないこと、投手の登板過多につながるなど課題も多い。

リリーフは昨年と同様で駒も多く問題はないが、いかにリリーフにつなぐかが課題となる。

 

野手

★★★☆☆

主力となる近藤、西川、大田は良いがそれ以外の選手。

特に若手の突き上げが少なく世代交代に手間取ってしまっている。そこの若手が今年どれだけ成長できるかだが、平沼201打席、横尾567打席、浅間431打席、石井一750打席、これだけ一軍で経験しており、今からの大きな成長は見込みにくい

その下の世代はまだ育成段階で一軍には早い。

 

 

これまで見てきたが、投手、野手いずれにも課題がある。

順位は4位という予想になる。