二軍は若手にいかに打席数を与えるか~前編~
カープは3連覇したこともあり、近年高卒野手を多く指名。
高卒選手は育成に時間がかかる。それもあって二軍に若手が多いが出場機会をどこまで与えられるかが課題。
育成対象となる選手を挙げるが17年以降で最多14名
この選手たちにどう打席数を与え、成長する機会を与えられるかが今年の二軍の問題といえる。
今回は二軍でだれにどのくらい打席数を与えるのが良いのかを考える
1.若手っていつまで?打席数はどのくらい?
若手の育成と言ってもそのためには、二軍での出場機会がなければ成長しない。
その若手はどのくらいまでの選手を指すのか?
高卒と大卒(高卒社会人含む)、大卒社会人はそれぞれ別になる。
社会人は二軍だと長くて1年。
同じ年齢までで大卒(高卒社会人)は二軍での期間は3年。
高卒なら最長7年。
ただ、これだと長すぎて人数が多くなりすぎる。
大卒社会人は1年、大卒(高卒社会人)は2年、高卒は5年。
と考えて、どう二軍での出場機会を与えられるか考えていく。
一般に年間出場機会は200打席と言われる。
これはルーキーでは昨年小園、林、羽月、大盛、正随がクリア
一昨年は中村奨、2017年は坂倉がそれぞれクリア。
2.過去3年間の育成対象選手の二軍での打席数
2019年
育成対象選手
小園、林、羽月、中神、大盛、正随、中村奨、永井、坂倉、桒原、木村(計11名)
2018年
育成対象選手
中村奨、永井、坂倉、青木、桒原、木村(計6名)
2017年
育成対象選手
坂倉、青木、桒原、木村、多田、船越、西川、高橋大、鈴木、美間(計10名)
2020年
育成対象選手
宇草、石原貴、韮澤、持丸、木下、小園、林、羽月、中神、大盛、正随、中村奨、永井、坂倉(計14名)
ここまで見てきて年間200打席得られる選手は多くない。
特に今年は14人対象選手がいる。公平に与えるのではなく、競争に勝ち抜いた選手に出場機会が与えられるが、そこのハードルは高い。
前編はここまで
14人もいて二軍の打席数をどう割り振るのか考えていくのは後編。
正直ここまで人数が多いとは思っていなかった。
人数が多すぎて二軍が上手く回るのか心配になる。
次回は後編で打席数をどう割り振るか考えていくが、上手くいく感じがしない。