カープ&プロ野球期待の若手発掘

プロ野球期待の若手、ドラフト候補、広島カープ二軍戦についていろいろと書いていきます。twitterやってます。https://twitter.com/moco_moco_carp

順位予想セリーグ 5位

セリーグ5位予想は

 

昨年3位の阪神タイガース

 

 

 

1.昨年の阪神タイガース

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本拠地甲子園は投手有利な球場で多少投手、野手成績は割り引いてみる必要がある。

 

【投手】

投手は先発はリーグ中位クラス。リリーフはリーグダントツでトップ。与四球、自責点の少なさは素晴らしい。

先発は西がエースで青柳、高橋遥人まではローテの主軸レベル。そのあとがベテランの岩田、引退したメッセンジャーがローテという苦しい。

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リリーフ投手は断トツでのリーグ1位。防御率3.00以下が7人もいるというすごいリリーフ陣。ビハインドでこのレベルの投手が出てくるという贅沢な起用。特に1点台の島本、P.ジョンソン、藤川、岩崎と別格。

3位になった最大の要因はリリーフ投手を終盤に注ぎ込んで勝ってきたこと。

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【野手】

野手はリーグ最下位レベルで打率、出塁率は低いが、得点圏打率がリーグ最下位ということもあり、打点が少ない。OPS、四球などのその他の数字も厳しい数字が並ぶ。

 

規定打席に到達したのは近本、大山、糸原、梅野、糸井で糸井を除いて打率.260前後、OPSも7割前後の選手。近本、大山、糸原、梅野は今後数年の阪神を背負って立つ野手がこの成績では苦しい。

糸井も39歳と活躍を期待するのは酷な年齢。

それ以外の選手でも打率.260前後、OPS.700前後の選手が多く、傑出した選手はいない。

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UZRが土の甲子園とは言え、-28.3と非常に悪い。失策も99と厳しい数字

UZR1200(1200イニング守った場合)で、福留が-13.4、糸原が-10.3、木浪が-15.0と苦しい数字。

レギュラーは固定傾向で、代わりとなる選手は少ない。

 

 

2.退団選手と新戦力選手、けが人 

【退団した選手】

長年チームを支えたメッセンジャーが引退。リリーフで大黒柱として活躍したP.ジョンソン、ドリスがメジャー復帰で退団。

 

【新戦力】

新戦力では、先発投手候補としてガンケルを獲得。リリーフでエドワーズとソフトバンクのスアレスを獲得。

野手ではボーアとサンズ獲得。

外国人枠はこの5人以外にガルシア、呂、マルテと8人から4人選ぶことになる。

フレキシブルン外国人枠の使い方は今シーズンの注目点となる。

 

【けが人】

能見が別メニューとなっているくらい。

 

3. 昨年のシーズンと補強から考える弱点
 

昨年の戦い方から投手、リリーフを中心とした野球になる。ただ、二遊間選手の守備能力の低さは課題。

 

【投手】

先発投手は西が軸に、青柳、高橋遥までは期待していい。そのあとがガルシアと新外国人のガンケルの競争で1枠が基本となるだろう。岩田、期待の若手には才木、望月などもいるが、シーズン中には駒不足となるだろう。

 

リリーフ投手はセットアッパーのP.ジョンソン、ドリスが抜けた穴は大きいが既存の投手の藤川、島本、岩崎、守屋、エドワーズなどがおり勝ちパターンでは苦しい戦いとはならない。ただ、ビハインドを含めると駒が欲しいがガルシア、スアレスの起用を含め柔軟に考えるべき。

昨年ほどの層はなく、昨年終盤のようなリリーフ投手をつぎ込んで勝つことは難しい

 

【野手】

既存選手の実力は低い。外国人選手のマルテ、ボーア、サンズをどう起用するか

基本は3人のうち2人が一軍で一塁とレフトを守ることになる。

大山はいろいろ言われるが、三塁の守備能力の高さを考えると代えがたい選手。

二遊間のレベルアップが必須でレギュラー候補の糸原、木浪ともに現時点では満足できない。代わりの候補も上本、植田と決め手に欠ける。

外野は糸井、近本、外国人が基本路線となる。糸井と外国人選手は高山辺りと併用。

 

4.復活してほしい選手、今年活躍してほしい選手
 

4-1復活してほしい選手

藤浪晋太郎

先発ローテの苦しい阪神で救世主となれる可能性がある。期待しているファンも多いし、2016年までのあの活躍をみていると期待したくなる。

いろいろと言われここ数年苦しいと思うが、それを糧にして活躍を期待したい。

ポテンシャル、球速、変化球などはエース級で復活が待ち遠しい投手。

 

4-2今年活躍してほしい選手

ボーア

 左のスラッガーで、阪神には少ない長打力を売りにする選手。一塁で固定され、阪神待望の長距離砲としてシーズン活躍できれば上の順位が見えてくる。ランナーを返す選手が少ない阪神にとってはその役割を期待したい。

 

 

5.2020年シーズンの戦い

矢野監督の起用は固定する傾向が強い。野手は固定されている選手のレベルは低い。投手の足を引っ張る野手という構図は変わらない。

その中で野手に得点能力を求めるにはランナーを返す役割となり、ボーアの活躍は必須。野手で期待の若手といえる選手はおらず、高卒2年目の小幡と今年のルーキーの育成待ちの状況。

先発投手は西、青柳とゴロボールピッチャーが軸となるので内野守備が重要だが、二遊間の守備能力が低いので苦しい。

今年のシーズンは勝利を求められるが、先発投手、野手で苦しい戦いとなる。

 

 

 

6.戦力評価

 

投手

★★★★☆

(先発★3、リリーフ★5)

先発投手のローテ4番手以降が苦しい。ただリリーフがリーグ1位でリリーフ頼みのシーズンが続くだろう。

 

 

野手

★★☆☆☆

大山、糸原、木浪など主力となる選手たちの力がそこまで高くない。他球団でレギュラーとなりうるのは、大山、梅野くらい。期待の若手野手もおらず苦しいシーズン。

 

優勝を考えると、甲子園が本拠地なので投手を中心に守り勝つ野球をしたいが木浪、糸原の守備での成長が鍵を握る。

 

ただ、現実チーム戦力を考えると5位という予想になる。