順位予想セリーグ 3位

セリーグ3位予想は

昨年2位の横浜DeNAベイスターズ

1.昨年の横浜DeNAベイスターズ

 【投手】

投手は先発、リリーフのチーム成績はいずれもリーグ下位レベル。

先発は今永をエースに上茶谷、濱口と3枚は計算が立つ。井納、東、平良、大貫などがローテを回ったが、成績面はローテ4番手以降はかなり苦しい。

リリーフ投手は成績自体あまりよくないが、勝ちパターンの投手はレベルが高く、昨年はその選手たちの力で2位となった。山崎、エスコバー、石田などと安定していた。

【野手】

野手はリーグ中位〜下位レベルで得点圏打率が高く、盗塁が少ないのが特徴だが特出すべきところはない。

規定打席に到達したのは筒香、ソト、ロペス、神里、宮崎、大和。6人とも打率3割に届いていない。レギュラーとして考えると不満が出てしまう。

UZRが人工芝のホームで-15.4と厳しい数字。

筒香とソトのUZRはそれぞれ-20程度と悪い。

レギュラーは流動的な起用。誰かが離脱したとしても代わりの選手をすぐ挙げられる点は良い。

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2.退団選手と新戦力選手、けが人 

【退団した選手】

チームの顔だった筒香がメジャー移籍。この穴をどうするか一つの課題。

【新戦力】

新戦力では、オースティンとピープルズ。

オースティンは筒香の穴を考えても良い補強。ロペスの衰えが見え始めたので起用も比較的柔軟にしやすい。

ピープルズは先発投手に穴があり補強としてうまい。

【けが人】

けが人は東がトミージョン手術で今シーズンは出場できない。エスコバーが膝の故障で出遅れ。

3. 昨年のシーズンと補強から考える弱点
 

昨年の戦い方から軸となる選手以外の選手層が薄いこと。それは投手、野手いずれにも言える。

【投手】

先発投手は今永が軸だが、その後に続く投手が上茶谷、濱口辺りまでは計算して良いが、4番手以降の投手がいない。東がトミージョン手術で今年全休となるのも痛い。

ピープルズが先発で嵌れば面白い。外国人枠もエスコバー出遅れ、パットンの復帰後の状態に不安点もあり、出場機会は得やすい。

リリーフ投手は抑えの山崎は確定だが、エスコバーの故障、昨年三上、砂田と近年リリーフを支えた選手が勤続疲労による劣化。

パットンも故障明けと不安要素が多い

国吉、三嶋、藤岡らに期待したいが勝ちパターンで投げられる投手の運用には苦労する。

ただ、リリーフ投手は意外な投手が活躍することも多く誰か出てくれば一気に楽になる。

【野手】

野手は筒香の穴は佐野、細川、オースティンなど候補も多く、埋めることは難しくない。

筒香の穴は打率0.272、79打点、29HR、OPS0.899と打撃面では大きそうに見える穴も守備でUZRが-20弱と厳しい数字で、そこまで大きな穴ではない。

それ以外において、コーナーポジションの選手はいいが、センターラインの選手は控え含めると貧弱。ソトをセカンドで起用することもあるが、守備考えるといろいろ思ってしまう。

優勝を目指すとなると、センターラインで新戦力がほしい、特にショートとキャッチャー。ただ両ポジションとも今年活躍できると思う若手はおらず苦しいところ。

4.復活してほしい選手、今年活躍してほしい選手
 

4-1復活してほしい選手

三上朋也

昨年までセットアッパーとして活躍。今年苦しいと予想されるリリーフ投手において彼の復活は大きな戦力となる。

勝ちパターンで50-60試合投げられる投手は貴重。

4-2今年活躍してほしい選手

佐野恵太

筒香の抜けたレフトでレギュラーとして活躍してほしい選手。

 昨年215打席、打率.295、5本塁打と結果を残しており、今年活躍が期待される選手。

同じくらいの成績を残せば筒香の穴を埋めることができる。

仮にそうなれば、ほかの選手の負担は軽くなり、優勝も視野に入る。

5.2020年シーズンの戦い

ラミレス監督の起用は柔軟性が高く、選手を固定しない傾向がある。

色々な選手を様々なところで試すだろうから投手、野手ともに優勝候補の筆頭とはならないがある程度までは形にしてくる。

ただ、昨年と同様のリリーフに頼った試合展開はどこかで破綻する可能性がある。

それからの転換ができるかどうか

もっと言えば、転換できるほど野手あるいは先発投手で新戦力が出てこなければ優勝は難しい。

期待できる選手は野手では佐野を筆頭に細川、楠本、伊藤など。投手藤岡、笠井、櫻井、ルーキーの伊勢など。その選手たちの成長にかかっている。

ただ、ラミレス監督は柔軟に毎年戦い方を微妙に変えている。今年もできると思う。

6.戦力評価

投手

★★★☆☆

（先発★3、リリーフ★4）

先発投手のローテ4番手以降の投手で苦しい。リリーフは中盤以降で破綻が懸念される。新戦力となれる投手がどこまで出てこれるかがポイント

野手

★★★★☆

筒香が抜けたがその穴を埋められる選手はそろっており、一気に成長できるタイミングともいえる。昨年の数字を見てもいい選手も多く期待できる。

優勝を考えると、投手野手いずれも決定打に欠ける。筒香の穴は大きくないが投手戦力が整っていないのが最大の懸案。そのため3位と予想